おすすめのフリーVSTインストゥルメント
フリーのVSTインストゥルメントのおすすめを紹介します。主にベース・ドラム・ピアノ等の生音系の楽器をサンプリングしたVSTプラグインを中心に、なるべくwin,macの32/64bit対応が揃っている中から、曲のジャンルを問わず使いやすそうなのをピックアップしました。
リンクからダウンロードページに入って貰えれば、後はそうややこしい事も無いかと思いますのでダウンロードの仕方の詳細は省かせて頂きます。
・ピアノ・オルガン他
BIT SONIC KEYZONE CLASSIC
ダウンロード:KEYZONE CLASSIC
3種類のピアノとエレピ、ローズ・ピアノ(エレピの一種)のサンプリング音源です。
フリーのピアノVSTの中からこれをオススメとして取りあげたのは単純に私の好みもありますが、あまりゴリゴリの音ではないので他の楽器と馴染みやすそうだと思うのと、音色が5つ選択できる事です。
ピアノ音源はフリーでもいくつか有りますので好みで選んでいただいたら良いかと思います。
他に人気の有りそうな所だと4front pianoとかでしょうか。youtubeで「free vst piano」で検索するとコメント欄にダウンロードリンクのついた紹介動画が幾つか出てくるのと思いますので、そういうので聞いてみて選んでも良いかと思います。
bigcat Instruments
Maze VSTis では、オーケストラ楽器やピアノ、ドラム、Eベース等の75種類の楽器のVSTが、VSCO RomplerではVSCO 2というオーケストラ楽器のサンプリングのVST版がダウンロードできます。
フリーでこれだけ揃っているのはすごいですね。
Martinic Combo Model V ,Combo Model F
ダウンロード:Martinic(VST4free)
高品質のバーチャルコンボオルガン。
60年代に有名だったコンボオルガンをモデルにしているそうで、実機そのままみたいなUIで音も良いです。
コンボオルガンの音って好きな方にはたまらない魅力がありますますよね。
配布元のダウンロードページが見当たらなかったのでリンクはVST4freeのページです。
・ドラム
MANDA audio MT POWER Drum Kit 2
ダウンロード:MT POWER Drum Kit
アコースティック・ドラムのプラグインでは人気のあるVSTで、音質的にはかなり良いです。
スネアとかも硬い感じの音で、どちらかというと全体的にメタルっぽい音でしょうか。
VSTでフリーのアコースティックドラムは少ないので、これか上記のbigcatにあるMusyng Kite Drums、sforzandのSM DRUMSあたりがおすすめですが、サウンドフォントやループ、サンプル素材等を使う事も考えると良いかもしれません。
MeldaProduction MDrummer Small
ダウンロード:MDrummer
スタンドアローンのアプリケーションとVSTプラグイン、どちらでも使えるドラムマシーン。MDrummer Largeが有料版でSmallはその機能限定の無料版ですが、プラグインとしてDAWで使用する分にはSmallで普通に使えます。(ただ、マルチアウトはSmallでは出来ないようです)
音質も良く、ドラムセットの種類も沢山あって、広いジャンルに対応出来そうです。
StudioLinked Drum Pro
ダウンロード: Drum Pro
hip-hopやtrap系を中心としたドラムマシーン。
重みのある良い感じの音です。
Beat Maker SL Drums3
ダウンロード:SL Drums3
75セットのライブラリーを持つドラムマシーン。使いやすそうな音が多く重宝しそうです。
ディストーションをかけられるツマミが付いていて簡単に調整できるのも便利そう。
Odosyntes Dr-Fusion 2
ダウンロード:Dr-Fusion 2 (win32のみ)
win32のみですが、私のお気に入りで、使える方には是非オススメしたいです。
キックやスネア等の音それぞれに、プリセットの中から2つの音を選び、それぞれトーンやボリュームを調整し、合わせて一つの音を作る感じで音作りが出来るのですが、これが結構作り込めます。プリセットの数が多いこともあって大体どんなイメージの音でも作れそうです。これさえあればドラムは何とかなりそうな気にさせてくれるプラグインです。
・ベース
Steinberg VB-1
ダウンロード:Steinberg VST clussic
定番的に人気のあるバーチャルベースです。
音はEベースっぽいシンセベースの音で15種のプリセットから調整出来るようになっています。
エフェクトやアンプでドライブがかかっていない素のEベースみたいな感じ音なので、ある程度エフェクターを掛ける必要はあるかも知れませんが逆に言うとエフェクターで調整して使いやすい音だと言えるかもしれません。
結構古くからあるVSTで今は、シンセの回に紹介する予定のModel EというVSTシンセとパックになって「VST Classics vol1」として配布されています。
yohing.com 4 Front Bass
ダウンロード: 4front Bass
ピアノのところで名前だけ挙げた4front Pianoと同じシリーズのEベースです。このシリーズは全体的に人気があるみたいです。
VB-1よりリアルなベースの音で調整等は有りません。
・最後に
サンプリング楽器でおすすめのVSTを紹介しました。VSTプラグインの方が使うのは手軽だとは思いますが、ドラムの項目でも少し書いた様に生音系はサウンドフォントやループ・サウンドサンプルにも無料で良いのがありますので、もしVSTで納得できるものが揃わなければそちらも探してみると良いかもしれません。
次回は無料シンセVSTを取りあげます。